発電ブログ

ソーラー税理士の実体験ブログ

返済比率で考える

ソーラーの返済比率は?

返済比率とは売上(売電収入)に対する返済額(利息含む)の比率です。

例えば売上が100に対して返済額が60ですと返済比率は60%となります。

 

返済比率は利回りもそうですが、返済期間や金利、自己資金の割合によっても大きく変わってきます。

 

ではソーラーの場合の返済比率はどのくらいが多いのか?

色々な方のお話を聞いていると大体60%後半(信販を使っている人は70%台も)が多いような気がします。

 

返済比率はどのくらいならば買ってもいい?

下記は私の茨城の第3号発電所の直近1年間の実績です。

 

売電実績

 

これを見て頂くと冬場については、平均売電金額から50%近くも下回る可能性があります。

冬でも返済ができるように…と考えると返済比率は50%以下にする必要がありそうです。

 

ちなみにこの物件は10%程自己資金を出しましたが、利回りはかなりいいので、今まで一回も売電金額が返済額を下回ったことはありません。

(ソーラー場合は消費税還付で8%相当は還付を受けられるので、実質的な自己資金は2%程です)

 

とはいえ、その他の所有する物件では返済比率が50%を超えるものがほとんどです。

50%以下に抑えられたらもちろんいいのですが、返済期間は15年~17年しか取れないのが一般的ですので、自分で土地を探して各業者への手配をするか余程いい物件の購入ルートを持っていないと難しいような気もします。

むしろ上で記載した通り、返済比率は60%後半が多いのです。

 

不動産との比較で返済比率を考える

私は不動産も何棟か保有しておりますが、返済比率は40%以内に抑えてます。

 

一方で太陽光の返済比率は50%台です。

これだけ見ると不動産の方が最終的な手取りの金額が多いように思えます。

 

ただ、私の実感としてはどちらも大して変わりません。

理由としては空室リスクの有無と管理費・修繕費等のランニングコストの違いです。

 

言うまでもなく、太陽光には空室リスクはありません。

不動産については、空室は運営していれば必然的に発生するものであり、私は10%前後と考えてます。

 

ランニングコストについては、太陽光も管理費は発生しますが、修繕はほとんど発生しません。

私は一番最初の太陽光が連係してからもう少しで4年経ちますが、今まで発生した修繕はパネルの取り換え費用3.5万程が1回のみです。

不動産については退去があったら原状回復は必要ですし、入居者募集のための広告費も必要になってきます。

 

これらを考慮すると返済比率60%後半は高いように見えますが、ソーラーの場合は問題ないのでしょう。

(但し冬は一時的に売電収入が返済額を下回る可能性あり)